よくいただく診療のご相談は以下の通りです。

骨折

以下のような症状は「骨折」かどうかの判断の目安です。

骨折の一般的な症状

骨折の症状に限局性圧痛というものがあります。限局性圧痛とは、指で痛めた箇所を軽く押すと骨折部位に限局して圧迫痛を感じることをいいます。例えば、転んで手を突いた後に手首のあたりが痛くなったら手首の骨を押してみてください。その時に骨の上だけ強い痛みを感じたら骨折または不全骨折(ヒビ)の可能性があります。骨折により骨が曲がり強い腫脹(ハレ)が起こった時、その骨折部位を押すと「ギシギシ」「ボキボキ」といった軋轢音(あつれきおん)があり、骨折して割れた骨どうしがこすれて起こるもので骨折特有の症状でもあります。

骨折の応急処置

骨折を起こした、または起こした疑いのある場合は、患部を布やひも、三角巾、タオル、包帯などで固定してください。また、脚や背骨、頭などの場合は、できるだけ患部を動かさないようにして搬送する方法を選択してください。そして速やかに専門の医療機関で治療を受けてください。

骨折を起こし、骨がずれて曲がってしまうことを転位(てんい)といいますが、このずれを矯正しないと曲がったまま骨がくっついてしまいます。こうなると見た目の悪さだけではなく、機能的にも障害を残すことになるので、必ず専門家による検査と整復(骨を矯正すること)を受けてください。

脱臼

脱臼とは、関節がはずれることで、膝、肩、肘、指などでよくおこります。早急に正しく戻し、きちんと治しておかないと、習慣性脱臼(いわゆるくせになる状態)になり、後で関節が動きにくくなったりします。

脱臼の応急処置

脱臼を生じると、関節が動かなくなり、激痛が起こります。突き指などで脱臼した場合、安易に引っぱって整復する方もいますが専門知識のない人が安易に整復することは好ましくありません。骨折を伴っていたり、靱帯や軟骨の激しい損傷を合併していることもあるからです。むやみに引っぱったりせず、患部を固定もしくは支えて速やかにお近くの評判のいい接骨院・整骨院、もしくは整形外科へ受診してください。

打撲

いわゆる「打ち身」のことでどなたでも経験があると思います。打撲をすると皮下組織を傷つけ出血するため皮下に青黒く出血斑が出現して腫れてくるのが特徴です。

「軽い打撲」であれば、湿布を貼って包帯で固定をすれば1週間から2週間位で完治します。ただし、「関節周囲の打撲」や「出血・腫脹の強い打撲」では専門家による固定や施術を要します。特に「関節周囲の打撲」では、関節運動のたびに傷ついた組織が動き、同じ程度の関節周囲以外の打撲と比較して通常よりも多くの内出血や腫れが起こります。

また、その出血した血液が線維化していく過程で関節組織が部分的に癒着したり、しこり状の瘢痕組織が関節機能を司る組織の運動を妨害することにより「関節拘縮」(関節の運動範囲が狭くなる。関節が動かなくなる。)を生じます。「関節拘縮」を起こすと半年や1年の治療期間を要し、場合によっては後遺症として関節拘縮が完全に治らないままの状態で固まってしまうこともあります。ですから、「関節周囲の打撲」や「重度の打撲」では必ず接骨院・整骨院もしくは整形外科など専門家の診察を受けてください。

捻挫

関節をつなぐ靭帯や血管を傷つけた状態で関節が腫れて内出血で皮膚が変色したり動けなかったりします。関節を捻りもしくは伸ばして関節を構成する組織を損傷した状態をいいます。

内出血

損傷の程度によりますが、関節包靱帯やそれを補強する側副靱帯などが部分断裂を起こすとその部分より出血を生じて見た目にも青黒く皮下出血斑が広がっているのが特徴です。このような内出血を生じたものでは、しっかり固定しないと関節が動くたびに傷ついた部分の傷口が開き、靱帯の再生を妨げて関節の修復に時間がかかってしまいます。また損傷がひどく断裂範囲が広い場合は一部の靱帯が修復されないまま萎縮して消失(変性)してしまうこともあります。

運動痛

捻挫を生じると関節は本来の機能を失い関節運動時に疼痛が起こります。捻挫を生じたときと同じ向きに捻る(もしくは伸ばす)と強い疼痛が起こります。

圧痛

捻挫により損傷した靱帯と一致した部分を指などで押すと痛みが起こります。これを圧痛といいます。この圧痛箇所を触診することにより傷めた関節構成組織や部位の特定ができます。

捻挫の応急処置

捻挫を起こしたらまず患部を冷やして安静にしてください。包帯やテーピングテープなどの固定用具があれば患部を動かさないように固定することが大切です。応急処置をしたら、なるべく早く接骨院・整骨院もしくは整形外科などで診療を受けてください。

挫傷

筋挫傷

打ち身や機械的に繰り返される圧縮作用で筋肉や筋肉を覆っている筋膜を損傷したり急激な牽引作用や捻転作用により筋肉や筋膜の線維を損傷したもの。いわゆる「肉離れ」で、筋肉繊維や筋膜組織の断裂です。「筋を伸ばした」という表現を使うことがありますが、一般的には筋挫傷(筋断裂)、腱挫傷(腱断裂)靱帯損傷の区別なく伸ばしたり、捻ったりして損傷した状態のことを意味し、実際は微細な線維の部分断裂を生じたものです。「肉離れ」とは、筋肉や筋肉を覆っている筋膜を部分的に断裂した状態を意味しています。

腱挫傷

筋肉と骨を連結している組織を腱といいます。この腱を挫傷したものを腱挫傷といいます。重度では腱断裂などを生ずる場合もあります。また、腱挫傷後、修復の過程で腱組織の耐久力が低下しているときにその腱を無理に動かしていると腱鞘炎や腱炎の原因となることもあります。

関節挫傷

関節組織(靱帯、軟骨、脂肪体、滑膜など)を打撃や衝撃などにより損傷した場合で、関節水腫(いわゆる水がたまっている状態)や関節血腫(関節内に出血が起こり血がたまっている状態)などを生ずることもあり、比較的治り難い損傷となるケースも多く見られます。

挫傷の応急処置

挫傷の応急処置を行う場合、挫傷部位により対応が異なります。

筋・骨格器系(筋肉・靱帯・関節・腱など)
筋・腱・靱帯や関節を痛めた場合、アイスパックや冷湿布などで冷やしてください。また、包帯や三角巾など固定具があれば患部を固定してください。

筋・腱の挫傷では、筋断裂(肉離れ)や腱断裂を生じている場合があるので挫傷部位の筋・腱を動かさないようにすることが大切です。関節周囲の挫傷では、靱帯断裂や関節水腫(関節に水が溜まった状態)を生じていることもあります。応急処置をしたら速やかに接骨院・整骨院もしくは整形外科で治療を受けてください。

 

診療時間

※土曜日の診療時間は
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